アパート建設の疑問にお答えします!!

★動画★ 【基礎工事編】
 基礎工事&第三者機関による検査 (2019.6.28)

ライター花摘が、現場監督 にインタビュー!

梅雨まっただ中の蒸し暑い日「今日はぜひお見せしたいものがあるので」と連絡をいただき、登戸の某所へ。そこは午後からの第三者機関による検査を控えた新築アパート建築現場だった。

「建物にとって一番大切なのは基礎工事です。でも鉄筋が錆びる前に手早くコンクリートを流し入れる必要があるので、なかなか施主さんがこの状態を見る機会がなくて残念。」

と現場監督さん。

素人はどこをチェックしたら良いかわからないのですが、どこを見たらいいのでしょうか?

「まず基礎配筋の間隔が綺麗にそろっているかどうかを見てください。一見して美しいな、と感じる基礎配筋は強度もしっかりしています。

それから、作業員の服や靴が綺麗かどうかも意外と重要。仕事ができる職人の現場は清掃も行き届いています。そのほうが作業効率もいいからですよ」

と話してくれた。プロならではの視点を伝授していただき、ちょっとトクした気分に。

厳しい目による検査は毎回身の引き締まる瞬間。

検査終了後は、錆を最小限に抑えるため、できるだけ早くコンクリートを流し込む。これ以降は基礎配筋を見ることはできない。

ヤオキのアパート建設とは

ヤオキ商事が他社とは一線を画している点は?

「お客様への提案力でしょうか。建築棟数が圧倒的に多く、さまざまなノウハウをふんだんに有するので、他の会社から断られて諦め気味で相談にいらっしゃった方にも、その土地の特徴を有効に活かせる建築プランをご提案して驚かれます。また自社施工ゆえに建築資材を一括発注することが可能となり、低価格を実現しています。建築中の詳しいデータも自社で保管してあるため、トラブルが起きた時の原因究明もしやすく、将来にわたり修繕・改築などのアフターフォローも万全です。今日のように、第三者機関の検査を実施して、二重三重の目で厳しいチェックを行っています」

ヤオキ商事では、随時建築現場の見学を受け付けている。工事担当者も状況が許す限り丁寧に対応してくれるそうなので、アパート経営に少しでも興味のある方は、ぜひ気軽に問い合わせてみてほしい。

いつでも見学OKということは、いつ見られても大丈夫ということ。ありのままの現場を見ることで、真に信頼できる施工会社を見つけるヒントを得られるはずだ。

 

(取材・文/ 花摘マリ)

★ タイムラプス動画【上棟編】  (2019.7/23 & 25)

【金物検査編】界壁とは?劣化等級とは? (2019.8.6)

前回の基礎配筋工事に続き、今回は上棟後の設計性能評価と金物検査について取材した。

「設計性能評価は、いろいろな取り方がありますが、ヤオキは劣化等級で取得しています。劣化等級というのは、建物が劣化しにくいよう配慮して建てられているかどうかを評価するもので、対シロアリ工事、基礎の高さ、通気工法、配管の施工法など様々な項目があります。等級は1~3まであり、数字が上がるごとに性能は高くなりますが、その分コストもかかるので、施主様のご要望にあわせて等級を決めることができます」

「また今回も前回と同様、工程が進むと見えなくなってしまう部分を検査し写真に収め、記録に残すことが目的のひとつです。いわゆる<金物検査>と呼ばれるもので、決められた位置に決められた強度の金物がキチンと入っているか、一つ一つチェックされます。あたりまえのことをあたりまえにできているか、つまり<凡事徹底>に重点を置いて検査するのです」

 

金物検査の様子

見えないところを見せる!?見学会を開催

ヤオキが現場見学会にこだわる理由を伺うと「社長の強い意向によります」との答え。「近年、大手住宅メーカーによる施工問題があり、残念ながらアパートに対する不信感が強まっています。同時に、ニュースで『界壁に問題』と聞いても、そもそも界壁とは何かご存知なく、見たこともないというオーナーさんや入居者の方がほとんど。我々にとっては毎日接している馴染みのあるものですが…。」

取材クルーも「界壁ってなに?」と頭の中がクエスチョンマークだらけに。すると現場監督さんがまたしても丁寧に説明してくれた。

「界壁とは、簡単にいうと共同住宅において各住戸の間を区切る壁のことです。例えば火災が起きたときに隣の部屋に燃え移るのをなるべく遅くする役割があります。そのため、住居内の他の壁よりも火が移りにくいよう施工されています」

「弊社の社長は、きっと皆さん界壁だけでなく完成後では見ることのできない建物の構造部分を見たいのでは? と考えました。そこでヤオキの現場は常に開放し、実際に見て触って体感していただけるようにしています」

なるほど。会社のトップである社長の想いが現場見学会へと繋がっていることを伺い、ヤオキが信頼され続けている理由が、またひとつわかったような気がした。

 

(取材・文/ 花摘マリ)